【12月25日】一級建築士 合格発表の日に、現場監督パパの僕が伝えたいこと

12月25日の朝は、毎年少しだけ空気が違う。
街はクリスマス一色なのに、胸の奥がざわざわして、スマホを見る手が重い。

一級建築士の合格発表。
この日をどんな気持ちで迎えるかは、挑戦した人にしか分からない。

通勤電車の中で確認する人。
現場事務所のトイレで、誰にも見られないように見る人。
家族が起きる前に、こっそりスマホを開く人。

僕も、何度もこの日を迎えてきた。


合格発表の瞬間は、いつも突然やってくる

僕が一番忘れられないのは、ある年の合格発表の日だ。
現場へ向かう途中、車を路肩に止めてスマホを開いた。

「今見るか、あとにするか」

そう迷っているうちに、後ろからクラクションが鳴った。
逃げ場がなくなった気がして、覚悟を決めて画面をタップした。

結果は、不合格。

しばらくハンドルを握ったまま、動けなかった。
誰かに見られているわけでもないのに、
自分だけが世界から取り残されたような感覚だった。


現場監督として、父としての現実

現場監督の仕事は、想像以上に忙しい。
工程管理、職人さんとの調整、安全管理、トラブル対応。
頭をフル回転させながら、一日が終わる。

家に帰れば、3人の子どもたちが待っている。
宿題を見て、風呂に入れて、寝かしつける。

勉強できるのは、みんなが寝たあとだけだった。
眠い目をこすりながら問題集を開き、
「今日はここまででいいか」と自分に言い訳した日もある。


家族に、すぐ言えなかった夜

合格発表の日の夜。
家に帰ると、子どもたちはいつも通りだった。

「パパおかえり」

その一言で、胸の奥が少しだけ痛んだ。

妻には、結果をすぐに言えなかった。
聞かれなかったことをいいことに、
何も言わずに夕飯を食べた。

子どもたちが寝たあと、ようやく口にした。

「今年もダメだった」

責められることはなかった。
ただ、「お疲れさま」と言われただけだった。
その優しさが、逆にきつかった。


それでも、一級建築士を目指す理由

正直、何度もやめようと思った。
「もう十分やっただろ」と、自分に言い聞かせたこともある。

それでもやめなかったのは、
現場で若い職人に「パパって何の仕事してるんですか?」と聞かれ、
言葉に詰まった自分が、悔しかったからだ。

自分の仕事を、自分の言葉で、誇りを持って説明できる人間でいたかった。


合格でも、不合格でも

もし今日、合格だったなら。
胸を張っていい。ここまで本当によくやった。

もし不合格だったなら。
あなたがダメだったわけじゃない。
挑戦し続けた事実は、消えない。

12月25日は、
合否が決まる日じゃなく、
本気で生きた時間を振り返る日だと思っている。

合格しても、不合格でも、
ここまで本気だった自分は、もう十分すごい。

メリークリスマス。
そして、挑戦したすべての人へ、心からの敬意を。

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この記事を書いた人

3児の父であるイクメン一級建築士|二級建築士|宅建士|一級施工管理技士|第2種電気工事士|本業は図面屋|ブロガー|副業を目指してます|元現場監督でブラック社畜出身|みんなとつながりたい

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