後輩はると先輩、現場が忙しくて勉強が続かないんです…。どうやってモチベーションを維持してますか?



俺も同じ状況だったよ。でも「小さなゴールを作る」ようにしてるんだ。
例えば今日は法令集の1ページ線引き、明日は過去問10問だけ、とかね。
達成感が積み重なると自然とやる気が続くんだ。



なるほど!大きな目標ばかり意識してたから途中で挫折してたんですね。
まずは「今日できる小さなこと」から始めてみます!
建設業界で働く現場監督にとって、繁忙期はまさに「時間との戦い」です。工程管理、職人さんとの打ち合わせ、施主との調整、書類作成…。朝早くから現場に入り、夜は事務所で残業。気づけば一日が終わってしまい、「勉強する時間なんてない」と思うのは自然なことです。
しかし私は、一級建築士の学科試験に挑戦するにあたり、そんな多忙な現場シーズンの中でも勉強を続ける仕組みを作りました。今回はその経験談を交えながら、「なぜ続けられたのか」「どうモチベーションを維持できたのか」を具体的に紹介したいと思います。
1. 「完璧にやる」ではなく「続ける」ことを最優先にする
繁忙期に勉強をしようとすると、「毎日2時間勉強しなければ」「過去問を1セット解かなければ」と高い目標を立ててしまいがちです。
私も最初はそうでしたが、現場で疲れ果てて帰宅すると、とても机に向かう気力が出ませんでした。結果的に、「今日はできなかった…」という自己嫌悪に陥り、モチベーションが下がってしまったのです。
そこで方針を変え、「1日15分だけでもいいから勉強を続ける」とルールを決めました。
例えば通勤の電車で一問解く、昼休みに公式を1つ確認する、寝る前に条文を音読する。それだけでも「やった」という感覚が残ります。この「小さな積み重ね」が自信につながり、気づけば勉強を継続することが習慣になっていきました。
2. 「現場仕事と勉強」をリンクさせて相乗効果を生む
私が強く意識したのは、勉強内容を「現場の実務」と結びつけることです。
例えば構造力学で学んだ応力度の考え方を、鉄骨現場での溶接部の確認に当てはめたり、法規で学んだ建築基準法を、実際の申請書類のチェックに活かしたりしました。
現場で「これは勉強したことだ!」と気づくと、知識が自分のものになった実感が湧きます。その実感が「もっと知識を増やしたい」というモチベーションにつながり、勉強がただの暗記作業ではなく「実務力を高める投資」に変わっていきました。
忙しい中で勉強するのは大変ですが、実務とつながると「勉強しないともったいない」と思えるのです。
3. モチベーションを支える「仲間の存在」
現場監督は孤独な仕事になりがちですが、勉強もまた孤独との戦いです。
私はモチベーション維持のために、同じように資格を目指す仲間や先輩に自分の進捗を共有するようにしました。「今週は法規の過去問を30問解きました」と報告するだけでも、「次もやらなきゃ」と自然に意識が高まります。
また、現場の職人さんたちに「実は今、一級建築士を受けるために勉強してるんです」と話すと、「お前ならいけるよ」と励まされることもありました。忙しい時期ほど、周囲の応援は大きな力になります。
仲間の存在は、モチベーションのガソリンのようなものです。自分だけで抱え込まず、あえて周囲に公言するのも効果的です。
4. 「見える化」で達成感を積み重ねる
忙しい中で勉強しても、進歩が見えにくいとやる気は続きません。
そこで私は、学習を「見える化」する仕組みを取り入れました。具体的には、以下のような方法です。
- 過去問を解いたらカレンダーに◯をつける
- 覚えた公式をノートにリスト化し、チェックマークを入れる
- 模試の得点をグラフ化して成長を実感する
数字やチェックが積み上がっていくと、「これだけ進んだのか」と客観的に分かります。人間は目に見える成果があると、もっとやりたくなる生き物です。特に現場のように目に見える成果(建物)がモチベーションになる仕事をしている人にとって、この「見える化」は強力に効きました。
5. ご褒美を設定して小さな成功を祝う
勉強を続ける中で、私は自分に「ご褒美」を設定していました。
例えば、「1週間連続で勉強できたら好きなラーメン屋に行く」「模試で目標点を超えたら工具を新調する」など。こうした小さな楽しみが、繁忙期の張り詰めた気持ちを和らげてくれました。
人は「快楽」よりも「苦痛回避」で動くことが多いと言われますが、忙しい時期はむしろ「楽しみ」を用意することが大切だと実感しました。
まとめ:仕組みで自分を支える
繁忙期の勉強は、根性や精神論だけでは続きません。大切なのは「仕組み」です。
- 毎日少しでも勉強する習慣をつくる
- 勉強を現場仕事にリンクさせる
- 仲間や周囲に支えてもらう
- 成果を「見える化」する
- 小さなご褒美を用意する
私はこれらを実践したことで、多忙なシーズンでも勉強をやめることなく続けることができました。そして試験直前の余裕ある時期に一気にギアを上げられたのです。
「忙しいから勉強できない」のではなく、「忙しいからこそ仕組みで支える」。
これが、現場監督として私が得た最大の学びでした。










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